犯罪・刑事事件の解決事例
#後遺障害等級認定 . #過失割合 . #慰謝料・損害賠償 . #人身事故

【取得金額1億6000万円超】【後遺障害等級5級から3級へ】事故前年の収入を上回る全年齢平均賃金を基礎金額とした逸失利益が認められた事例

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林 征人 弁護士が解決
所属事務所プロスト法律事務所
所在地大阪府 大阪市浪速区

この事例の依頼主

20代 男性

相談前の状況

交差点での四輪車同士の出合頭事故でしたが、相手方車は一方通行の狭路を高速度で逆走するという危険運転でした。被害者は高エネルギー事故の衝撃で脳挫傷を負いましたが、脳挫傷の程度は開頭手術を要するようなものではありませんでした。しかし、事故直後から、道が分からない、友達が思い出せない、仕事の手順が覚えられない、水を出しっ放しにする、ガスを着けっぱなしにする等重度の記憶障害が発生し、また怒りやすく暴力的になったりの性格変化が見られ、就労不能となってしまいました

解決への流れ

被害者の後遺障害については、当初、器質性精神障害の5級の認定でしたが、カルテなどの新たな医証をつけて異議申立をし、3級に等級変更となりました。訴訟では、相手方は被害者がシートベルトをしていなかったことにつき過失割合を主張しましたが、当方は過失割合にはシートベルト着用の有無は関係しないとする判例を提出して反論し、被害者過失0を勝ち取りました。また、近親者慰藉料や日額3,000円の介護費用、事故前年の収入を上回る全年齢平均賃金を基礎金額とした逸失利益も認められました

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林 征人 弁護士からのコメント

重症の高次脳機能障害については、障害の程度の把握がポイントになります。受傷部位からどの等級に該当するのかというところから始まり、必要な医証を一つずつ集めていくという作業が必要になります。後遺障害等級獲得に熟達している弁護士に相談されることが重要です。