この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
相談者は、合計8社の消費者金融・クレジットカード会社から借り入れを繰り返しており、合計500万円ほどの負債残高がありました。各業者から毎月合計20万円ほどの請求が来ており、借り手は返しの自転車操業状態となっておりました。また、毎月の返済額の半分は利息で占められていましたので、返しても返しても元金が減らず、いっこうに返済のめどが立たない状態でした。
解決への流れ
相談者は毎月25万円ほどの収入があり、実家暮らしで家賃負担もないため、月に10万円ほどは返済原資に充てることができるとのことでした。よって、債務整理の方針は、自己破産ではなく、任意整理を選択しました。弁護士が8社の消費者金融・クレジットカード会社と交渉した結果、全社とも将来利息のカットに応じてくれ、元本だけの返済となりました。5年分割で交渉し、月の返済額も合計8万円に抑えることに成功しました。
任意整理とは、弁護士が任意の債権者と交渉し、返済方法の見直しを行うことをいいます。具体的には、月返済額のカット、将来利息のカットを要求していきます。業者にもよりますが、月返済額が大幅にカットできれば、自己破産をせずにすみます。また、将来利息のカットができれば、元本のみの返済となりますので、和解後の支払いは、返済とともに、どんどん元本が減っていくので、完済までのスピードが上がります。借金の額が大きくなった方、リボ払いで苦しんでいる方は、ぜひ弁護士にご相談ください。