この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
・依頼者は、一棟マンションを所有する会社であり、そのうちの入居者の1名が昼夜かかわらず大音量で音楽やラジオ・テレビを流しており、他の入居者から苦情が絶えない状況でした。・依頼者が委託している管理会社から段階的に注意を行い、警察からの注意もあったものの、改善が見られない状況でした。・法的手続をとるしかない状況となり、管理会社様からご紹介をいただくこととなりました。
解決への流れ
・内容証明郵便とその後の架電による交渉を行いました。問題賃借人は担当弁護士に対してもこれまで同様の対応をしていましたが、粘り強く交渉を続けました。・他方で、騒音の状況を保存(ICレコーダー、騒音計、その他記録)し、受忍限度を超える騒音の状況があることの証拠化を行いました。・幸いにして交渉により任意の立退きが実現しました。
・問題賃借人であっても、賃貸借契約を解除することは、解除原因の存在や程度の立証が難しく、容易ではないです。・本件についても、騒音の状況については詳細に証拠化していき、訴訟に備えました。・結果としては交渉で立退きとなっていますが、このような証拠化によって訴訟も辞さないという毅然とした対応がとれ、よい解決ができたものと思います。