犯罪・刑事事件の解決事例
#財産分与 . #養育費 . #別居 . #慰謝料 . #生活費を入れない

離婚で一審敗訴したにもかかわらず,高裁で解決金2000万円,養育費32万円で和解成立

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河合 早苗 弁護士が解決
所属事務所河合法律事務所
所在地東京都 文京区

この事例の依頼主

40代 女性

相談前の状況

子供の教育の為,夫の強い希望もあって,東京都文京区に相談者と子供二人の住宅を借りて夫との別居開始。高額の生活費の仕送り,教育費の夫からの学校への直払いが続いていましたが,10年が経過し,突然,夫から離婚して欲しいと言われ,仕送りもストップされたので,困り果てて,相談に来られました。

解決への流れ

一審の家庭裁判所では,長年の別居で夫婦関係は破綻しているとして,離婚の判決が下されました。直ちに控訴しましたが,その間,ストップされた婚姻費用について,婚姻費用分担の審判の申立を行い,家庭裁判所では22万5000円の審判でしたが,上級審の高等裁判所では,42万円に変更になっていました。離婚が成立してしまえば,婚姻費用の分担はありません。離婚の控訴審では,和解に賭けるしかありませんでした。夫のマンションの価額を査定し,財産分与の額を示し,子供達の希望する大学卒業までの教育費を綿密に計算して,夫の理解を求め,受け入れられました。

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河合 早苗 弁護士からのコメント

夫が仕送りをストップしてから,相談者と子供達は安いアパートへ引っ越しせざるを得なくなったり,子供達の受験も重なり,子供達をどのようにこの危機から守れば良いのかと相談者も苦労が続きましたが,常に,相談者に寄り添い,時には叱咤激励し,諦めることなく,共に戦い続けました。経済的に安定した生活が送れるようになった結果が出せたことが一番ですが,最期に,和解が成立したあと,夫が,長女の中学校卒業式に突然現れ卒業を祝福したと聞き,本件を担当できて,本当に良かったと感じました。