この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者は、会社から独立して個人事業主となったものの、思うように利益があがらず、生活費を補うために借り入れを重ねた結果、借金が数百万円に増えてしまいました。その後取引先を変え、ある程度利益を上げることができるようになりましたが、膨らんだ借金の返済を続けることが困難だったため、債務整理の相談に来られました。
解決への流れ
依頼者のお仕事が、自己破産をすると資格制限がかかるものであったため、そうした制限がない個人再生を選択しました。また、月ごとに売上の変動が大きい業種だったため、申立前の準備期間を長めに取り、売上の多い月の収入を少ない月へ回すことで年間を通じて安定した返済ができることを裏付ける記録をそろえたうえで、裁判所への申立を行い、無事に再生計画が認可されました。
個人再生は、3年間の分割弁済を続ける見込があることを裁判所に分かってもらう必要があります。会社員であれば、ある程度給料が安定していることは簡単にわかりますが、個人事業主のような不安定な仕事の場合は、きちんとした数字と資料を揃える必要があります。弁護士であれば、そうした資料の準備からサポートができますので、自己破産は回避したいが個人再生で返済が続けられるか不安、といった方もまずは一度ご相談ください。