犯罪・刑事事件の解決事例
#遺産分割

兄弟間で事業承継を巡る対立が発生

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湊 信明 弁護士が解決
所属事務所湊総合法律事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

・被相続人(父)が経営していた中小企業の承継を巡り、長男と次男が対立していました。・長男は「父の生前から経営に関与していたため、自分が会社を継ぐのが当然」と主張。・次男は「自分も会社の資産の一部を相続する権利がある」として、経営権を巡る争いに発展。・会社の株式は父の単独名義で、遺言書がなく、法定相続の原則が適用される状況でした。

解決への流れ

・会社の財務状況を確認し、事業の継続に影響を及ぼさない形での相続方法を検討しました。・株式を長男が相続する代わりに、次男に代償金を支払う方法を提案しました。・次男が経営に関与しないことを条件に、一定の金額を支払う合意書を作成しました。・経営権の安定化を図るため、長男と次男の間で今後の経営方針について合意を交わし、株主総会の承認も得ました。

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湊 信明 弁護士からのコメント

中小企業の事業承継では、経営権と遺産分割のバランスが非常に重要です。本件では、長男の経営権を確保しつつ、次男の相続権にも配慮した解決を図りました。事業承継は、早期の計画と専門家の関与が不可欠です。