この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
・被相続人(父)が亡くなり、相続人は3人(長男・次男・長女)でしたが、次男がアメリカに長年在住し、遺産分割協議に参加できない状況でした。・長男と長女は遺産分割を進めたいが、次男が遠方にいるため、手続きが滞っていました。・また、次男は日本の相続制度に詳しくなく、何をどのように進めればよいのか分からない状態でした。
解決への流れ
・次男と連絡を取り、メールやZoomを活用して遺産分割の説明を行いました。・海外にいる相続人が代理人を立てて手続きを行う方法を提案し、次男から 委任状を取得 して手続きを代理で進めることとしました。・遺産分割協議書を作成し、次男には在外公館(日本領事館)で署名・認証を受けてもらう形を取りました。・これにより、日本国内にいない相続人がいても、円滑に遺産分割を進めることができました。
相続人の一部が海外にいる場合、通常の遺産分割協議が難しくなることがあります。本件では、Zoomやメールを活用しながらスムーズに手続きを進め、在外公館の認証制度を利用することで、実務的な問題を解決しました。