犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料・損害賠償 . #人身事故

重度後遺障害事案で被害者の実態に即した適切な賠償額を獲得できた事例

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齋藤 優貴 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人リベルタ総合法律事務所
所在地大阪府 大阪市中央区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

高次脳機能障害5級、顔面の醜状痕9級、歯牙障害14級、嗅覚障害14級により併合4級の被害者について、損保会社は、既払い(治療費、通院交通費、休業損害)を除き、慰謝料105万円、逸失利益2260万円、後遺障害慰謝料950万円と算定。過失相殺10%、既払金を控除し、最終支払額1060万円を提示

解決への流れ

慰謝料200万円、逸失利益5800万円、後遺障害慰謝料1670万円。刑事記録を精査して過失相殺5%で交渉するもこの点は10%のままとなったが、過失相殺10%、既払金を控除し、最終支払額5000万円を獲得(訴外示談解決)。

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齋藤 優貴 弁護士からのコメント

慰謝料、後遺障害慰謝料について、裁判所基準に則して請求し、これに沿った金額まで増額を引き出すことに成功しました。また、逸失利益について、損害保険会社からは事故前の現実収入額に基づいて提示されましたが、被害者の学歴・職歴や将来の見込み等の実態を最大限踏まえて賃金センサスに基づく平均賃金を基礎収入とすべきことを求め、粘り強く交渉した結果、逸失利益の大幅な増額を実現することができました。なお、被害者には、復職、社会復帰のきっかけとするためにも賠償問題に早期に決着をつけたいとの思いが強くありました。そこで、訴訟に持ち込むことなく損害保険会社との交渉で示談解決することを目指して交渉を重ねましたが、訴訟外でも早期に適正妥当な賠償金額での解決を実現できました。